本日は、研磨室になぜか置いてある100均マニキュアの使い方について、ふんだんな画像と共にお届けします。

外装研磨していると、仕上げてはいけない所、現状のまま残したいところが出てきます。
梨地、サテン、刻印部分など、一度磨いてしまうと元に戻せない箇所です。
まあ結論言っちゃうと、そこをマニキュアで保護しようってことですね。

①表面に梨地とポリッシュ部分があるグッチの時計です。
写真1写真2

②マニキュアを梨地部分に塗っていきます。
写真3写真4写真5

③マニキュアにあてないようにポリッシュ部分をリューターで仕上げていきます。
写真6写真7写真8

④一通り終わったところです。
写真9

⑤これをマニキュア落としに入れて
写真10

⑥超音波洗浄機に浸けてしばらくおきます。
写真11

⑦細かい隙間まで完全に落ちたことを確認して取り出し、ベンジン等で洗浄します。
写真12

⑧乾燥させて出来上がりです。梨地はそのまま、ポリッシュ部分だけ磨けました。
写真13写真14

コツとしては、もしマニキュア部分にリューターをあてて薄くなってしまったら、もう一度塗り直してしっかり保護することです。

いかがでしたか?
もしなにか質問等ありましたら、研磨室までどしどしコメントお寄せください!