夏は要注意!時計のサビの取り方とは?
最近メンテナンスをした時計のブレスレットの駒が錆びてしまっていました。
今回はさび取りの作業をご紹介します。
こちらの材質はステンレス鋼です。
ステンレス鋼は鉄にクロムを添加して作られますが、クロムを添加することで錆びにくくなります。
10.5%以上のクロムを添加し、非常に錆びにくくなったものをステンレス鋼といいます。
ステンレス鋼は英語で「Stainless Steel」と言い、錆びにくい鋼という意味なので、一般の鋼に比較すると極めて優れた耐食性を有する材質ですが、特定の環境や使用条件では錆びる事があります。
特に汗をかいて汚れ等が付着すると錆びが出る事がありますので、この時期は特に要注意です。
こちらは材質を傷めない強力瞬間さび取り剤の『ビザーW(時計専用) 』です。
ビーカーにビザーW1:水2の割合で薄めて入れます。
強度のさびには原液のまま使用します。
原液は黄色ですが錆びた時計を入れると一気に紫色になり、さびが多いと黒く変色します。
あとは水洗いしてから超音波洗浄し、乾燥させて完了です。
OH時だけではなく定期的に洗浄・掃除をやっていけば長くご使用いただけると思います。