気になっていた!~研磨室の一日の流れ~時計職人の仕事内容!
徐々に春めいてきた今日この頃。
昼間の時間も伸びてきました。
今回は、そんな早春の研磨室の一日を紹介したいと思います。
本日は9時出勤(早番)です。早速見ていきましょう。
09:00 出勤
だいたい5分前に到着。新宿東南口から徒歩1分の距離なので、恵まれた立地です。
到着後着替えて、各装置の電源を入れて、一息ついて作業スタートです。
09:00 – 10:50 作業
前日に下洗いしていたこちらの3本。エアキング、デイデイトレディース、ブルガリエルゴンです。
だいたい一本1時間計算なので、午前中を目処に作業します。
10:50 朝礼
遅番の方々が出勤してから朝礼を行います。
工房長から売り上げと目標報告の後、各自本日の予定を報告します。
11:00 – 12:30 作業
作業再開。一日のうちでもっとも元気な時間帯です。気力体力ともに十分。
ここでの作業量が一日の成果を決めます。冒頭の3本の洗浄まで終わらせておきたいところです。
12:30 – 13:30 昼食
昼食は悩みどころです。実は作業中から昼飯のこと考えていたりします。
13:30 – 16:00 作業
午後の作業開始。
まだ何をやるかは決めていませんが、納期順で3、4本チョイスします。
時間がかかりそうなものがあると憂鬱です。
隣のF氏のトレイを覗いてみます。
F氏はケースならケース、ブレスならブレスをまとめて仕上げる通称マシンガンスタイルです。
16:00 – 17:30 作業&明日の下準備
ここで作業を詰めて、一日の体裁を整えます。本数が上がっていればベストです。
上がっていない場合は気持ちを切り替えて、明日の下準備や道具の手入れなどを入念にやります。
研磨機「バフモーター」と言います。
17:30 – 18:00 片づけ
いよいよ時間が迫ってきました。ここでは洗浄から乾燥まで終わった品物をしまったりします。
また、明日の作業をイメージトレーニングしたり、手を洗ったりします。
このころにはへとへとです。
研磨は力仕事です。
出来上がった時計たちはケースに入れて大切に保管します。
18:00 終了
研磨室の一日でした。