機械式時計の陰の立役者、ゼンマイの進化に迫る
こんにちわ!
今日は前回のゼンマイのお話の補足。(全回のお話はこちら)
ゼンマイの昔の素材と今の素材についてお話し致しますね。
アンティークの時計などがよくゼンマイ切れを起こすこちらの素材は
「鉄ゼンマイ」といわれる、鋼を使ったゼンマイが使われておりました。弾性も乏しく切れることが多かったのです。
現在、ほとんどの時計に「ニバフレックス」という合金が用いられています。
これはニッケル、クロムにモリブデン、ベリリウムなどを添加した白色特殊合金で切れにくく弾性にも優れています。
何年たってもへたりにくく、トルク、持続時間も長く保つことが可能になったのです!
地味で殆ど注目もされない存在の機械式時計の陰の立役者も地味に進化を遂げたわけですね!
それでは、また。