今回はクォーツ時計で使われている「電池」についてです。

その電池ですが時計によって大きさ、厚さや、中身まで違う電池が使われているのをご存知でしょうか?

初めて聞いたときは驚きましたが、言われてみれば確かに。
色々な種類の時計があるのですから、それによって電池も変わるのは普通ですよね。

例えばこんな感じ

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そして一般的なクォーツ時計では写真右側の1.5Vの電池を使うのに対して、
主にGショックで使うのは左側の3Vの電池です。
こちらは見た目からも全く違う電池を使っていることがわかります。

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最後に、見た目ではなかなかわからないのがこの二つ。
この二つの違い、わかりますか?

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この違いはここ。

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何故このような微妙な違いがあるのか。
この違いはこの電池を入れる時計の「機能の違い」からきています。

クロノグラフなどの「機能付き」の時計では瞬間出力の高い左の電池を。
シンプルな「機能なし」の時計では一定の電圧を長く安定して供給できる右の電池を。

さて、では上記の様に同じ大きさ形なのに別の表記の電池を入れただけで何か変わるのでしょうか?

実際に、私の知人が実験を行ったそうです。

結果だけお伝えしますと…

多機能の付いていない時計に右の電池を入れてみたところ、
通常の電池を使ったときに比べ早く電池切れを起こしたそうです。

その時計それぞれにあった電池を入れないといけないのですね。

電池の話ひとつとっても時計は面白いものです。
もしかしたらここまでで気が付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、
上記の電池に書いてある表記、ここにも種類によって違いが表れています。

次回はその違いについてのお話です。