お久しぶりです研磨室のKです。
本日の新宿は、雪が降ったりやんだり…寒いです。

そんな今日は、いつもの時計に関するお話ではなく番外編として 私Kが、研磨師になるまでのお話です。
そもそも時計の研磨とは、いろいろなサイトを見ると
研磨
磨き
仕上げ
ポリッシュ
など、いくつか呼び名があり特に決まっていません。また、免許や資格なども存在しません。「わたしは研磨師です」と宣伝しても、なんら問題にはなりません。

とはいえ、そこは紛れもない職人の世界はっきりと腕の良し悪しがありますし、先輩について仕事を学ぶ見習いの期間のようなものが存在します。
研磨師の画像
そこで………
今回「時計の研磨師」になりたいブログ読者の為に(そのような人がいるかどうか分かりませんが)私Kが研磨師になったいきさつを簡単にご紹介したいと思います。

私Kが時計業界に入ったきっかけは、ある修理会社の「電池交換作業者募集」の求人広告でした。
「未経験でも可、技術指導あり」とあり、(時計雑誌を立ち読みする程度に)時計好きだった私は、何となく応募してみたところ、タイミングが良かったためか採用となりました。

それからその会社で約一か月の研修。

壊れてもいいジャンク品の時計を、これまた壊れてもいい使い古しの道具で分解しては電池交換したり、元に戻したり、ブレスレットの長さ調整などを繰り返し、本当に基礎の基礎の作業を教えてもらいました。
の画像
そうしてなんとか仕事を覚え始めたある日、いよいよ店舗勤務が決まります。
勤務地は東京郊外の某ホームセンターの時計売り場。
当時各地に出来始めた巨大ホームセンターの一つで、来店客数も多く、お客さんが途切れることがありませんでした。
そこは本当に忙しく、開店から閉店まで、休憩もままならないくらい電池交換にあけくれました。

ここまで研磨の話は全く出てきてないのですが、長くなりそうなので、本日はここまで続きは【時計の研磨師(番外編その2)】でお話しますね

何かご質問等あれば、研磨室Kまでコメントくださいね。
ではまた